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2021年ベストセラー「スマホ脳」を読んでPart 1.

こんにちは。

いつもコラムをご覧頂き、ありがとうございます。大阪阿倍野区のホテル 都シティ大阪天王寺の地下一階に位置する「BIOHACK (バイオハック)」のトレーナー、坂内です。

2021年に大ベストセラーとなったアンデシュ・ハンセン氏著の「スマホ脳」、皆さんはもう読まれましたか?
一見、運動とは関係がないようなタイトルの本ですが、この「スマホ脳」の中には、「運動は健康にとって必要不可欠なものである」ということを再認識する要素が散りばめられていると感じました。

「なぜ人は運動すべきか?」
その理由を、「スマホ脳」のレビューも絡めながら2回のコラムに分けて改めて考えていきたいと思います。


運動の習慣づけで疾病予防


運動は身体に良い、ということに異を唱える人はあまりいないと思いますし、身体を動かすことの有効性は世界中の機関で謳われています。


厚生労働省注1は、運動をよく行っている者は心疾患や高血圧、糖尿病はガン等に罹患し死亡する確率がそうでない者に比べて低いこと、運動が生活の質の改善にも効果をもたらすことを報告し、習慣的な運動を推奨しています。


世界中の人間が運動不足?

このような報告が厚生労働省のみならず世界中の様々な団体から発表され、運動の重要さを説いた啓発活動が行われているにも関わらず、我々の運動量は年々減ってきています。

  

世界保健機関(WHO)注2によると、世界の成人女性の3人に1人(32%)、成人男性の4人に1人(23%)、11-17歳の未成年にいたってはなんと4人に3人(81%)が健康を維持するために必要な十分な運動を行っていないと発表しています注3

実際は世界の14億人以上(成人)が運動不足という算出になりますが、この研究が発表されたのは2018年なので、新型コロナウイルス禍で行動が制限されている現在は、この数は更に増えているかもしれません。

また、活動量の低下は肥満などの生活習慣病を引き起こす一因にもなり、WHOは
「高血圧」、「喫煙」、「高血糖」に続き、「身体活動不足」を死亡のリスクファクター(危険因子)の4位としています注4

更に、世界的に有名な医学雑誌 ”The Lancet注5でも、世界の早期死亡数における約9%が不活動に起因するものという報告がされました。

運動と肉体の健康には大いに関連性があること、運動がもたらす身体への効果と運動不足によって起こる恐れのある問題が改めてお分かり頂けたと思います。


では適切な運動(もしくは運動不足)がもたらす心への影響は??

いよいよ次回のコラムでは、冒頭に挙げたアンデシュ・ハンセン氏著の「スマホ脳」の内容に触れながら、スマホ社会と運動の関係を掘り下げていきたいと思います。

参考:

注1) 厚生労働省 「健康日本21」身体活動・運動
注2) EurekAlert! Globally, 1.4 billion adults at risk of disease from not doing enough physical activity.
注3) WHO Global Action Plan on Physical Activity 2018-2030. More Active People for a Healthier World.
注4) WHO Global Recommendations on Physical Activity for Health. Public Health Significance of Physical Activity.
注5) Lee I-Min et al. (2012) Effect of Physical Inactivity on Major Non-Communicable Disease Worldwide: an Analysis of Burden of Disease and Life Expectancy.

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