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気圧が低いと身体が痛むのはなぜ?原因と対処法!

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

あべのハルカスに隣接するホテル 都シティ大阪天王寺の地下1階に位置するフィットネスとリラクゼーションの融合施設「BIOHACK(バイオハック)」のトレーナー、坂内です。

 

2022年も早くも3月に突入し、徐々に暖かい日が増えてきました。春もすぐそこといったところでしょうか。

同時に3月は朝晩の気温差や気圧差が大きくなる日も多くなり、体調を崩す方が増える印象があります。頭痛や首の痛み、関節痛や古傷がうずくなどなど…こうした気候の影響で悪化する痛みを、専門用語で

 

「気象関連性疼痛」

 

といいます。気象関連痛、気象病、などと呼んでいたりするので耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

今日はこの気象関連性疼痛がなぜ起こるのか、原因を解明していきたいと思います!

 

気象関連性疼痛のメカニズム

人間には内耳(ないじ)という器官が耳の奥にあり、そこが気圧の変化を感知するセンサーの役割を果たしているといわれています。

この内耳が気圧の変化を察知、それを自律神経を介して脳へと伝えます。

すると、身体を「興奮モード」にする交感神経の活動が活発になり、ノルアドレナリンというホルモンが増加し、その結果、血管の収縮が引き起こされます。

血管が収縮すると血行は悪くなり、痛みを誘発させる発痛物質が作られて痛みを感じる…こんなことが起こってきます。

 

また実験では、この耳の奥の内耳に電気刺激を与えたとき、低気圧で痛みの症状が強くなる被験者は、気圧に影響を受けない被験者の約1/3の電流でめまいの感覚を覚えたとのこと。これは、気象関連性疼痛の人の内耳センサーが気圧の変化に対してより敏感に反応し、交感神経が活発になることで痛みを悪化させている可能性があることを示している、としています。

 

では気象関連性疼痛への対処法とは?

自律神経を整えてあげることがとても大切になってきます。その為には十分な睡眠をとる、水分をこまめに補給する、そして適切な運動が欠かせません。運動は気象病にも有効なのです!

 

ストレッチや有酸素、ストレングストレーニングなど自分が無理なく行える運動でも効果があると思いますが、個人の経験から、「興奮モード」の交感神経よりも「リラックスモード」の副交感神経が優位に働くような呼吸エクササイズは手軽にできる上にとても有効だと感じています。

 

この呼吸エクササイズとは、とてもとても簡潔に書くと、鼻呼吸で呼吸数をなるべく落とすことです。

息を吸って→吐いて→とめるを1サイクルとすると、私は自分のクライアント様に1分間に4サイクルまで、時には2サイクルまで落とさせることもあります。

 

交感神経が優位だと口呼吸になったり、浅く早い呼吸になっていることがほとんどなため、呼吸数を落とすことで副交感神経のスイッチを入れてあげるのです。道具もいらず、どこでもできるので是非お試しを!

 

鼻呼吸については、また日を改めて書いてみたいと思います。

それでは3月も張り切って参りましょう!

 

参照:

Bando H (2021). Weather-Related Pain or Meteoropathy Has Been Attracting Attention. Journal of Healthcare and Research. 01;2(3):153-156.

 

Sato J, Inagaki H, Kusui M, Yokosuka M, and Ushida T (2919). Lowering Barometric Pressure Induces Neuronal Activation in the Superior Vestibular Nucleus in Mice. PLOS ONE. 14(1): e0211297.

 

Sato J (2019). Mechanism of Weather-Related Pain. Pain Research. 34, 312-315.

 

 

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